裁判官:   「では被告人、前へ。名前をどうぞ」

被告:    「はい、田村宗正アラフォー間近のペイントショップ経営です。」

裁判官:   「では訊きます。被告は何故そのような行動に走ったのですか?」

被告:    「はい、週末に自分の愛車を車検に通しました。
        その時新しい自賠責のシールが貰えるのですが、
        あのシール、透明なフィルムに保護されてて,あの部分って指紋とかすぐ付いちゃって
        しかもナンバープレートの汚れとかもそのままだと次の車検までの2年間封じ込められちゃって、
        凄く煩わしいと思いませんか?」

裁判官:   「被告人、法廷での疑問符の発言を禁じます」

被告:    「あぁ、スミマセン。。。
        ワタシはあのフィルムが煩わしいんですよ、ええ。
        で、しょーがないんでナンバー外して 洗剤つけてゴシゴシ洗ってたんです、ナンバープレートを。」

裁判官:   「続けなさい。」

被告:    「はい。
        で、何だか気付いちゃったんです。
        おいおい、誰がこんなナンバー欲しい頼んだっちゅうねん。
        何で欲しくないナンバーでこないに神経質にゴシゴシやってんねん、と。」

裁判官:   「被告人、出身地でも何でもない関西弁の使用を禁じます。」

被告:    「はぁ、えろうスンマセン。。。
        兎に角、自分が望んでくれくれ言ったワケでもないナンバーを
        ここまで丁寧に扱うのも何か違うんでね?、と。
        もうアタマの中それでいっぱいに支配されちゃって、
        ナンバープレートの水気をピッピッと払って
        ワタシは気がついたらバーナーと乾拭き雑巾を手にしていました。」

裁判官:   「被告はそれらをどのように使用して凶行に及んだのですか?」

被告:    「はい、主に炙りです。
          それ吸ってバッキバキにキマってポーポポポ~唄って・・・でなくて、
        バーナーに点火してナンバーをおもむろに炙り始めました。
        でもって適当に炙ったところで雑巾でガシガシやりました。
        アンチエイジングでなくてエイジングですわ(笑)」

裁判官:   「法廷の場で(笑)は不適切です。取り消しなさい。」

被告:    「あぁ、スミマセン。
        エイジングですわ、わははははははは。」

裁判官:   「その行動の際、良心の呵責は無かったのですか?」

被告:    「はい、正直全くありませんでした。
        むしろざまぁみろこのF××K野郎!!
        F××K OFF & DIEEE!!!!
        SHOUT UP!! YOU BI×CH!!!!と連呼しまくり、
        店内爆音でデス・メタル流しまくり、 まるでテキサス・チェーンソーの主人公みたく・・・」

裁判官:   「そこまで詳細に述べなくて宜しい。
        そもそもテキサス・チェーンソーはB級過ぎて表現としては不適切なので訂正してください。」

被告:    「はい、スンマセン。。。。
        まるでプレデターが人間の頭蓋骨狩りやって勝利宣言してるようなキブンでした。
        焼いたプレートを額に押付けて勇者の証の焼印でも刻もうか思ったくらいです」

裁判官:   「被告の表現はあまりに猟奇的なので、キブンを害した傍聴者は退席を許可します」

被告:    「確かに炙ってる最中、多摩の「摩」の部分ですね、
        ここを鈑金して潰してしまえば更にワタシの理想像に近づくな、とは一瞬思いました。
        シングルナンバーっすよ、シングルナンバー。
        SRが産まれた78年ではもうとっくにないシングルっすよ。
        沖縄でなくて沖ですよ、品川でなくて品ですよ。
        どこぞの市なんて春っすよ、春。
        おいおい、真っ昼間から公然と何を売ってるんだよ!みたいな甘酸っぱ過ぎですよ!!!
        もうこれでコーフンしないワケないぢゃないですか!!」

裁判官:   「被告は興奮を抑えないと退去を命じますよ」

被告:    「あ、スンマセン。。。
        兎に角、歴史までも捻じ曲げてまおうか、と。
        え~SRって昭和40年からあったよ~♪知らなかったの~♪
        くらいのダイナミックな歴史の捻じ曲げを、ね。
        でもそれは本当に偽装罪になってしまうのでそれだけは止めました。
        やっちまう?いやそれはダメ。やっちまう?いやそれはダメ。
        もうね、その葛藤の中で完全に狂ってたワタシは
        本当にプレデターみたいにギィエエェェェーーー雄叫び上げて
        何とかそれだけは試みませんでした。
        一応、そこがワタシの良心の呵責の線引きかもしれません。
        あ、因みにその時の店内のBGMはナパーム・デスの・・・」

裁判官:   「それ以上の詳細な表現は結構です。
        では被告はこの行動に対して罪の意識は無いのですね?」

被告:    「はい、ございません。
        むしろワタシのナンバーにはAとかCとか新しい表記もないし、
        全然OKぢゃね?くらいの確信犯だと思います。
        もうこれから先、車検の度に洗いたくもないナンバーを
        虚しくゴシゴシやらんで済むと思うとむしろせいせいします 。
        今後は地道に剥げちゃってアルミ地剥き出しの白地のトコに
        レモン汁か梅干し擦り付けて白粉吹かせてやろう思ってます
        えへへ♪」

裁判官:   「では皆さん、判決をお願いします。」




























皆さんは決してマネしないように(笑)
マネした際には
「だってSTUPIDのHPにやり方書いてあった~」とか言わないようにお願いしますw




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